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広島県の調剤薬局、山陽堂です。

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二十四節気コラムSeasons Column

雨水 2月18日頃〜

陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となれば也(歴便覧)
空から降るものが雪から雨に替わる頃、深く積もった雪も融け始める。
春一番が吹き、九州南部ではうぐいすの鳴き声が聞こえ始める。
(「歴便覧」は天明七年(1787、寛政十年(1798)に再版)に出版された暦の解説書です)
空から降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になる、という意味です。
草木が芽生える頃で、農耕の準備を始める目安とされてきました。

3月3日には暦上の節目、五節句の一つである桃の節句(雛祭り)があります。
人形(ひとがた)に穢れを移し水に流す神事に由来し、健康を祈願するもので、女の子の健やかな成長と女性の幸せを願うだけでなく、季節を寿ぐ(ことほぐ)節目の行事でもあります。
雛飾りの一種、菱餅の白・緑・桃色は、雪・新芽・桃の花を表現したもので春の景色を表しているのだそうです。

春一番が吹くのも雨水の頃。
三寒四温(寒い日が三日ほど続くと、その後四日間くらいは暖かいということ)を繰り返しながら、春に向かっていきます。
しかし、本格的な春にはまだ遠く、大雪が降ったりもします。
暖かい春を楽しみにしつつ、どうぞご自愛ください。

二十四節気では、雨水の次は3月5日の「啓蟄(けいちつ)」です。
                                     写真:蕗の薹(ふきのとう)


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